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Posted by 滋賀咲くブログ. at

環境知事!?

10月12日(日)の午後、びわ湖ホール横にある、
ピアザ淡海で、

「環境と自治創造フォーラム2008」
 ~地域の持続可能は発展のために、いま私たちができることは?~

というフォーラムがあったのでした。

神奈川県の松沢知事、滋賀県の嘉田知事、
そして温暖化問題に造詣の深い松尾氏を衷心に、
各県の取り組みと、今後の展望などが話され、

その後、滋賀県での菜の花プロジェクトの紹介や、
神奈川県のNPOによる廃プラスチックの油化なども紹介された。

松尾さんからは、「今年から、CO2排出の自由はなくなりました。」
という話。京都会議の行動計画がスタートしたためです。

洞爺湖サミットでも、50年後には排出量半減の義務を盛り込んだけれども、
先進国にとっては、7~8割の削減が必要とのことでした。

嘉田さんは、「湖国では、30年後の半減をめざしています。」
と、資料を使って説明があり、
「なつかしい未来」という言葉で、
「昔のように、少しのエネルギー源でも豊かさを感じられる暮らし」を
表現されていました。
「多世代同居」や「地産地消」の話や、
フードマイレージの少ない物の消費は、安心感につながるなどの話を
されました。






神奈川の松沢さんは、
自動車産業や、リチウム電池や太陽光発電の研究所、大学などの
集積地という利点を活かして、
様々な優遇措置を講じ、神奈川を「環境産業と、環境研究のメッカにする」という
取り組みを紹介されました。
電気自動車の生産と普及には並々ならぬ決意を感じました。





環境生協の藤井絢子さんは、菜の花プロジェクトの紹介や、
バイオマスの有効利用をすすめるために、
森林に近接して、バイオマスチップの生産ができるプラントを
県の主導で行うべきだという考えも話されました。

たしかに、森林公社については、その負債問題がクローズアップされていますが、
次の時代を見据えると、宝の山であるという、前向きの見方もありますよね。
しっかりと行動計画(ロードマップ)をつくって、
森林の手入れや、自然の力の再生とともに、CO2削減にもつながる
人間との良い関わり方に歩を進めることが大事だと思いました。




そして、神奈川のNPOの方は、
子どもたちと「川を綺麗にする活動や、廃プラスチックの
油化を実施していること」を紹介されました。
主に、教育的な意味合いが強い活動のようでした。
「ゴミ集めのときには、ビニール袋を使うが、
これもゴミになるので、何度も使えるようにするか、
この袋も油化したい。」と話されました。





確かにそういう、取り組みも大事だと思いますし、
環境産業の発展も大事だと思います。
「省エネルギーや創エネルギー」も大事です。

でも、エネルギー源や資源としての石油、ガスなどには、
限りがありますから、
個々の意識改革や省エネの努力をしても
枯渇が少し先延ばしになるに過ぎないという現実を見つめるべきだと、
私は、申し上げました。(会場の意見ということで・・・)

「日本中でこの年に使える資源の量」というのを出せば、
何に、どれだけの量を使えるのか?という答えが出ます。
それを基に、企業も、個人も使える量を割り出さねばならないのでは?
と、思います。

嘉田さんの言う
「懐かしい未来」は、選択の余地なく、
みんなで受忍(もしくは、享受)しなければならないのでは?
と、申したのです。

あと、「排出権取引」については、
この制度の運営に関しての危惧や、取引市場の暴走懸念などを
申し上げました。

嘉田さんも松沢さんも排出権取引に関しては、
漠然と、危惧を感じると仰っていました。

松沢さんは、「今の社会を原始時代のようにすることはできない。
そうしなくても、新しい技術革新で、危機は脱することができるのでは?」
という考えを述べられました。
いかにも、都会の知事さんだなぁ~と、感じました。

嘉田さんは、「(使える)エネルギーの総量にキャップをかぶせるような
発想も必要かもしれないが、『ハチドリの1しずく』という喩えのように、
一人一人の行動の積み重ねに期待し、それしかできなくても、
やることが大事では?」という話をされました。
行政でやるべき責任は取らねばならないとも話されました。

あと、県立大学の学生さんから、「炭素税」について、
県での取り組みを考えているか質問があり、
両知事とも、「これは、地域差ができると産業界にとって
大きな問題になるので、国の税体系に入れるべきだと思う。」という
話(回答)がありました。



左から、
松尾さん、嘉田さん、藤井さん、松沢さん、山田さんです。

松尾さんは、私と高校3年のとき、同じクラスでした。
彼は今、神奈川の葉山町に住んでいます。

嘉田さんとは、7年前にちょっとだけ知り合いました。
旧草津川(天井川)の跡地利用に関して相談にのってもらいました。
選挙のときは、50数枚の選挙ポスターを貼らせて頂きました。(笑)

藤井さんは、神奈川の出身やそうです。
ちょうど松尾さんと入れ替わりですね。

松沢さんは、私より2歳上で、900万人以上の命を擁する
神奈川の知事さんです。
創エネルギー、省エネルギー技術開発を、とにかくがんばってもらいたいと
エールを送ります。

山田さんは、10年前に「さきがけ」で一緒に活動しました。
グリーンコンシューマー活動や、菜の花プロジェクトなどもされています。
今は、東近江選出の県会議員さん。
武村知事当時は、秘書室長(知事補佐役)の県職員やったと思います。

このフォーラムは、両県と、
滋賀県の自治体職員を中心としたの自治の研究グループ「チョウチョの会」、
NPO「菜の花プロジェクト」、NPO「市民熱人(ねっと)」などが実施主体でした。
市民熱人の阿部圭宏さんも、いろいろなまちづくりに関わって
がんばっておられます。

地球環境は、日々悪化していますが、
われわれの行動は遅々としています。

嘉田さんは、「私はアフリカで研究し、何もないところで半年暮らした。
そこに住む人から、毎日の食事にも困る状況が伝えられている。
環境問題は、南北問題でもあるという認識も必要。」と話されました。

まだまだやるべきことはたくさんあります。
このフォーラムに参加された方や、運営に関わった方々の
活躍、そして滋賀県民の愛とパワーに、これからも期待しましょう。
  


Posted by danpapa. at 2008年10月16日09:41

運動会~。



体育の日、皆さんのところでも運動会が開かれたのではないでしょうか?

私の子どものころは、稲刈りも10月ごろあったので、
小学校の運動会が10月中ごろ、
地域の運動会は、10月末から11月に行われていました。

最近は、小学校の運動会は9月が多いですね。

上の写真icon14は、玉入れですが、交通安全協会の方が
手伝っておられます。






好例の町別対抗の綱引き。
男10人女10人で1チーム。

結構、本気になります。
翌日、筋肉痛&すり傷など多数です。(笑)

これicon14は、午前の予選です。
といっても、4チームなので、午後の優勝決定戦と3位決定戦に
全チームが自動エントリーです。(笑)

がんばれ~。







小さい子どもたちも、地域デビュー。icon14

風せんをお父さんorお母さんがふくらまして、
子どもが割るレースです。
なかなか割れません。(笑)

がんばれ~。






大縄跳び。

回す方も大変です。
みんな表情が面白いですね。





大人はもっと面白い!

翌日がちょっと心配。

いい汗かきましたね。


こうして少しずつ、日本の秋は深まります。

  


Posted by danpapa. at 2008年10月15日13:43

齋藤 孝さんの「幸福術」もあるで~。



こっちは、TVの「世界で一番受けたい授業」の名講師kao10
齋藤 孝さんiconN01が書かれた本。

といっても、種本アイスは、前述したカール・ヒルティの「幸福論」です。
(やっぱ、違いが分かる男の齋藤さんだけあるわ。)

こちらも、読みやすいのでお勧めです。郵便

でもやっぱり、ヒルティの著作を読んでほしいと思いますね~。
(原著なんかは、語学力のある方しか読めないかもしれないね。)

あ~、キンモクセイiconN29のええ香りがするわ~。
って、窓開けてたら、に刺されてしまったわいな。(笑)美容
  


Posted by danpapa. at 2008年10月09日17:56

「幸福論」カール・ヒルティ

カール・ヒルティをご存知だろうか?


もし、ご存じなければぜひウェブで調べてみてほしい。icon22
「幸福論」という著作の他、「眠られぬ夜のために」などが、
日本語に訳されている。iconN33


1833年2月28日にスイスのヴェルデンベルクという町で生まれた人なんやけど、
ほんまにすごいで。icon06

「幸福論」も「眠られぬ夜のために」も、
人間が書いたとは思えないほど、
真理がちりばめられているリボン
し、
具体的な実践について書かれているのですわ。

「夢をかなえるゾウ」もびっくりやし・・・。
もちろん、これは私の主観ですけどね・・・。kao10

本屋にあるかどうかわからんけど、
もし見つけたら、ぜひ読んでみて下さい。icon01

今日はほんまにええ天気!icon01

  


Posted by danpapa. at 2008年10月09日12:00

京都議定書から10年・・・



これは、温暖化防止の京都会議が行われた
宝ヶ池国際会議場のすぐ近くにある、
円通寺の庭から比叡山を望んだ写真です。

CO2排出権取引は、EUでもう始まっているそうですが、
これも下手をすると、強いものが弱いものを駆逐して、
結局、貧富の差どころか、
生きる権利すら強いもの勝ちの世の中にしてしまうような、
なんとなく予感がします。
それに、排出権も相場が変動すれば、
結局、排出権取引市場というものができて、
今回の金融危機のようなへんな状況が
また一つ地球上に生まれる
ような
そんな危惧さえ、なんとなくしてしまうのです。

みなさんはどう思われますか?

もちろん、企業や政府や、個人のレベルで、
CO2排出をどんどん減らす「待ったなし」の時期に来ていることは
間違いがないのです。

でも、排出権を高額で買い取れば、
いつまでもCO2排出し続けることが可能なのですから、
そういう人たちも出てくるでしょうね。

水も空気もタダじゃないって、悲しいし、
恐いですよね。
でも、タダでないようにしたのは、
他ならぬ私たち自身。

便利さも、みんなで元気に放棄すれば、
不公平はなくなるのじゃないかな。
過渡期、軟着陸の工夫が大事なのですよね。

みなさん、どう思われますか?
  


Posted by danpapa. at 2008年10月08日14:50